小児歯科って・・・

医科では開業医の先生はそれぞれの専門分野を標榜して、診療されてるんだけど、歯科の開業医の先生はほぼすべての標榜しているところが圧倒的に多いですよね。

確かに歯科とはいえ、そんなすべての診療内容を医療として提供できるんだろうか?と疑問に思ってしまいます。特に、小児歯科はほぼすべての医院さんで標榜してますが、ぼぼ、学生時代に習った程度の知識のままの方もいらっしゃるはず。でも、受診しようとしてらっしゃる親御さんは、当然、小児歯科もちゃんと治療できるんだと思ってしまいますよね。しかし、現実では、例えば、歯科の基本のむし歯に対して、年齢が低いから治療は早い、無理な治療すると子供が可哀そうだ、慣れるまでトレーニングだ、フッ素を塗り続けて様子をみよう、と言う対応する医院が超沢山あるんですよね。

 むし歯が自然治癒するならわかりますが、そんな事はありえません。耳鼻科に行って、中耳炎だけど、小さいから治療しません、出来ませんてありますか?タオルで体を抑制しても治療しますよね。歯科って不思議ですね。

これは、きっと子供の治療は面倒だ、治療して何か問題起こしたら騒がれる、子供の治療に慣れていない、保険点数が低い、フッ素を塗り続ける分にはスタッフに任せられる等ではないんでしょうかね。

むし歯にフッ素塗るって何の意味があるの?延々とトレーニングと称せられる事で、むし歯の状況は悪くなるんじゃないですか?こんな状況を半年も続けて、最後は、大きい病院紹介しますね、なんて結末。あぁ、小児歯科って標榜に書いてあるにも関わらず・・。親御さんにしたら、無理な治療は可哀そうだって言われたら、そうですよねってなりますよ。そして、頑張って通院して、意味の無いフッ素を塗られて・・・。

子供たちが泣いたり、騒いだりするのは仕方ないですよ、その上できちんと治療をしてあげるのが小児歯科だと思うんだけどな~。

ところで、専門医ってありますよね、小児歯科学会でも、治療は率先して、専門医で受けましょうってHPに書いてるけど。それって、どうなの?学会員に専門医を目指せみたいな事なんでしょう。しかし、これはどの専門医制度でもありますが、更新というハードルがあります。学会に発表したりするんだけど、その内容ってのが、はぁ?

専門医は小児歯科の治療のスペシャリストなはず、にも関わらず、更新時の発表内容をみるとガクっと来る内容ばかり。でも、そりゃそうだよね、普段、診療に従事してたら、かなり深い内容の発表ってできないですもんね。そんな、時間ないし・・・。

どうやら、専門医は大学に在籍する先生のステータスなんじゃないの?でも、若い先生は何としてもそのステータス欲しがるけど、何の意味あるんだか?

診療室内に額縁に入れて、展示会すれば、額の数だけ凄いって思ってるんだろうか?

最近、最初に書いたように、長期間、引っ張られて、ついに手におえず、大学を紹介されたんだけど、何故か、その紹介状を持参で受診する親御さんがまだまだいるんですよ。当然、なんでこんなになるまで治療しないんだろう、治療しないなら、早めに紹介してあげれば良いのにって思うんですよね。

何事もそうですが、子供たちに必要なのは、最初は大騒ぎかもしれないけど、きちんと治療を経験してもらうこと、そうすれば子供たちは、きちんと出来るようになるんですよね。そして、子供たちにその経験をしてもらうための、道筋を書ける、治療経験のある先生を選べば良いんです。でもどうやって?簡単ですよ。質問すれば良いんです、

「そちらの医院、病院では1か月で何人位の子供たちの治療してますか」